事例230:加害者の信号無視を証明。責任を否定していた加害者から600万円超の賠償金を獲得

Rさん(40代)は、自動車を運転中に、右折青信号で交差点を右折しようとしたところ、赤信号を無視して対向直進してきた加害者と衝突し、頚椎捻挫等の怪我をしました。
ところが、加害者は事故直後から自分の信号は青であり、Rさんこそ赤信号無視であるから自分に責任は無いと言い張り、加害者の加入していた保険会社も加害者の言い分をそのまま鵜呑みにして、治療費の立て替えすら拒んできていました。

Rさんは、このような加害者と保険会社の対応に非常に立腹され、サリュの無料相談にお越しくださいました。その相談で、この事故には目撃者がいてその連絡先が分かることを知り、直ちにその供述内容を確認し、証拠化しようと考えました。また、Rさん自身には、交通事故であっても健康保険は利用できることなどを説明し、健康保険を利用して通院を続けてもらいました。
その間、サリュの弁護士とリーガルスタッフは2名体制で目撃者に連絡を取り、その内容を証拠化した上で目撃者の署名押印まで得ておきました。さらに、事故現場の信号サイクル表も取り付けて、実際の事故現場にいって検証し、Rさんの信号が青であったという真実を裏付ける資料を収集していきました。
その結果、保険会社はとうとう過失割合について、加害者側が100%悪いということを認めるに至りました。

他方で、Rさんの怪我は軽いものではなく、結局、半年以上の通院にもかかわらず頚部痛等の症状が改善しなかったため、サリュは後遺障害等級の申請をし、サリュのノウハウを活かしたアドバイスに基づく診断書が作成されたこともあり、無事に1回の申請で14級が認定されました。

ところが、まだまだ問題が続きます。今度は、保険会社が、示談段階では慰謝料は8割までしか支払えない等と言ってきたのです。通常のケースであればまだしも、上記のような経過があったにもかかわらず、保険会社が譲歩できる限界として示してきたラインは低すぎました。そこで、サリュは直ちに紛争処理センターへの申立を行いました。保険会社が示談を受け入れないことについて実質的な争点はなかったので、裁判をするまでもなく紛争処理センターで早期解決が可能だろうという見込みだったのです。その見込みはずばり的中し、申立からわずか2か月で、ほぼサリュの請求通りの内容で物損・人損併せて600万円以上(自賠責保険金含む)の金額で示談できました。

Rさんは、ここまでくれば裁判も辞さないという覚悟だったそうですが、結果として最短で最良の解決ができたことをとても喜んでくださいました。Rさんからは、担当弁護士に対してだけでなく、担当リーガルスタッフに対しても、とても良いサポートをしてくれたとお礼のお言葉を頂けました。依頼者1人に対して必ず担当の弁護士と担当のリーガルスタッフが付くサリュ方式が、結果だけでなくその過程においても大きな力を発揮していたからこそのお礼のお言葉だったと思います。
事故直後から和解までフルサポートでき、非常に良い結果も残せた件として、正にサリュの力を全力で発揮できたケースでした。

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