Yさん(男性・33歳)は、バイクを運転して交差点を直進しようとしたところ、対向車線から自動車が右折してきたため、衝突・転倒して、左鎖骨骨幹部骨折という大ケガを負いました。
手術を受けて、骨折部の金属固定をしていましたが、骨折部周辺の痛みは消えることはなく、後遺障害のことや賠償金額のことで不安を覚えたYさんは、サリュの無料相談を利用してみようと思い立ちました。
サリュの弁護士は、Yさんの状況に応じた適切なアドバイスを行いました。特に、後遺障害の申請については手続きの進め方だけではなく、医学的な説明を受けることもできたので、交通事故専門の法律事務所であるサリュに依頼することに決めました。
その後、まもなく症状固定と診断され、左肩の痛みは残存していたので、主治医に後遺障害診断書の作成をお願いすることになりました。その際にも、サリュは的確なアドバイスを行い、必要かつ十分な内容の診断書を作成してもらうことができました。そして、自賠責保険に対する後遺障害申請(被害者請求)を行った結果、14級9号が認定されました。
その後、サリュではYさんに生じた損害額の計算を行い、示談交渉を開始しました。しかし、相手方保険会社からは「鎖骨骨折後の痛みでは、仕事に支障が出ることは考えられませんので、Yさんの逸失利益は0円です。」と反論されました。これに対し、サリュでは具体的にYさんのお仕事にも支障が生じていることや実際に収入が減少していることを確認して、再反論を試みました。併せてYさんも示談交渉に協力しようと、自分の職場の写真を撮ったり、どのような作業をするのかを具体的に説明したりしました。
サリュでは、Yさんのお仕事の実態、辛い思いをされていることを相手方保険会社に継続的に伝えて、徹底的に交渉を続けました。その結果、最終的には逸失利益114万円を認めさせることに成功し、合計272万円余りの賠償額を回収することができました。
Yさんのように、交通事故によって受傷し、被害者であるにもかかわらず、相手方保険会社からは賠償額を大幅に減額される等の不合理な対応をされてしまう方は多くおられます。サリュでは、保険会社の不合理な対応にはしっかりと反論を行い、交通事故被害者の方々に、適正な賠償を受けていただけるよう最大限の努力をさせていただいています。